一般にみかんと言えば、温州みかんのことを指していますが、
この温州みかんという名称は数多くの品種の総称としても使われています。

温州みかんですが、ビタミンCが多いので、風邪予防に効果的です。便秘も緩和されます。
また、温州みかんに含まれるβクリプトキサンチンのガン予防への効果が期待されているだけでなく、骨を増やしたり、減少を抑えたりしていると考えられています。

美味しい温州みかんを選ぶポイント

・比較的扁平な形をしているものを選びます。また、大き過ぎる物は、避けた方が良いでしょう。
ヘタの部分が小さい方が美味しい傾向にあります。
・艶があるもので皮に張りがあるものを選びましょう。
・皮が薄く中の実とぴったりと張り付いているようなものを選びましょう。
また、持った時にしっかりと重みを感じるものを選んでください。

味くらべ

そんな、健康効果の高い温州みかん2種を味比べしてみました。

まずは、和歌山県産の【きびマルみかん】。

芳醇な甘味が口の中に広がりました。

次は、静岡県産の【樹熟みかん】。　

あっさりした甘味の中にほのかな酸味が感じられました。

今回は、酸味がより感じられた、樹熟みかんを使ったマフィンレシピをご紹介いたします。

みかんたっぷりマフィン

作り方

1.みかんを絞ってみかん汁を準備します。飾り用のみかんは4等分して皮をむきます。
オーブンを180℃に予熱します。

2.ボウルに常温で柔らかくしたバター、卵、グラニュー糖を入れ、ホイッパーでよく混ぜます。

3.2に☆をふるって入れ、ざっくり混ぜます。

4.3にみかん汁を加え、よく混ぜます。

5.マフィン型4に生地を入れ、飾り用のみかんを入れます。

6.180℃のオーブンで30分焼いたら完成です。
お好みで粉糖をふってもかわいいです。

他にも果汁を搾ってジュースとして楽しんだり、シャーベットやゼリー、ムースなどにしても美味しいです。
果汁でムースを作る場合は、味と風味を引き締める為、皮をすりおろして少し加えた方がよりみかんらしい風味が出せます。また、酸味を活かし、鶏肉料理や豚肉料理などにも利用できます。
愛媛県では、ご当地グルメに「みかんごはん」というものがあったりします。ご飯を炊く際に水だけでなく、みかん果汁で炊き上げるもので、美味しいという人も多いです。すし飯のような感じで楽しめます。 そのまま食べるだけではなく、料理にも色々活用してみてくださいね。

今回、お話を伺ったのは・・・

福島県在住の料理研究家 「いそくみさん」こと磯貝久美子さん。
野菜ソムリエプロ、食育指導士、三ツ星タマリエなど数多くの食に関する資格を持ち、kulasoコラム執筆／サンキュSTYLEライターとしても活躍中。

いそくみさんのInstagramはこちら▼
https://www.instagram.com/iso_kumi/