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お知らせ

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野菜の紹介と料理

2023.03.18

料理研究家 いそくみさんに教わる野菜レシピ キャベツ編

1年を通してお店に並んでいるキャベツですが、
1~3月は冬キャベツが旬をむかえます。

やわらかい葉先が特徴の春キャベツに比べると、
ぎゅっと葉がつまっていて甘みがあるのが特徴。
千切りにしてサラダにしたり、スープや煮込み料理まで幅広い料理に使うことができます。
またキャベツは冷凍保存も可能です。
凍ったまま炒め物にしたり、スープ等にも使えます。

スーパーに行くと1年を通して購入することはできますが、
旬の野菜にはメリットがたくさんです。
価格が安いだけでなく、栄養価もアップするのでうれしいですよね。


キャベツの主な栄養は?

薬の名前にもありますが、キャベジンと呼ばれるビタミンUを含んでいます。
これは胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用があり、
潰瘍の予防や治療に非常に高い効果があるそうです。
ビタミンCは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があり、
ビタミンKは血液の凝固促進や骨の形成に貢献しています。
中でもレッドキャベツには1.5倍以上含まれています。


キャベツの品種

キャベツはブロッコリーやカリフラワーなどと同じアブラナ科アブラナ属の多年草で、
その祖先はその薬用効果の大きさでしばしば話題になる「ケール」です。

そして、キャベツもその一部を引き継いでいます。
一般的にはキャベツといえば結球するタイプを指しています。
これまで様々な品種改良がなされ、今では食感、外見などが違う沢山の品種があり、
季節によっても栽培される品種が変わります。
一方、スプラウトとしても用いられています。

最近見かけるサボイキャベツは、葉はちりめんキャベツと呼ばれるとおり、
表面は細かく縮れており、葉の裏側は細かく凹んでいます。

その為裏の方が見た目に葉脈が浮き上がった感じに見えとても美しいです。
サボイキャベツの葉は一般的なキャベツに比べ水分が少なく繊維質で、
生のまま食べると柔らかい部分でもサクサクとした歯ざわりで、
硬い部分だとバシバシする程で食べにくいです。
どちらかといえば煮物など加熱調理に適しています。

今回は、そんなサボイキャベツを使った、ロールキャベツ風トマト煮込みをご紹介します。


包まない!ロールキャベツ風トマト煮込み

材料(4人分)
サボイキャベツ1/2玉(普通のキャベツで代用する時は1/4玉)
☆豚ひき肉 300g  ☆にんにく(みじん切り) 1かけ 
☆パン粉 1/2カップ ☆牛乳 50cc  ☆たまご 1個 
☆塩 小さじ1/2 ☆コショウ、ナツメグ 少々
・玉ねぎ 1/2個 
・水 2カップ
・コンソメ 6g
・砂糖 小さじ2
・トマト缶(カット) 400g
・ケチャップ 大さじ2
・ウスターソース 大さじ1
・とろけるチーズ 50g
・ローリエ 1枚

<作り方>
1.玉ねぎはみじん切りにし、耐熱容器に入れふんわりラップをして
600wの電子レンジで2分加熱し、粗熱をとっておく。

2.ボウルにパン粉を入れ、牛乳に浸しておく。
残りの☆と1を加え、手でよく捏ねる。

3.フライパンに油を入れ、小さめに成形した2を並べ、中火にかけて全体に焼き色をつける。

4.焼き色がついたら水とコンソメを加え煮立たせる。
ざく切りにしたキャベツとトマト缶、ローリエを加え、蓋をして中火で5分煮る。

5.一旦蓋を開け、砂糖、ケチャップ、ウスターソースを加え混ぜ合わせたら、
蓋をして中弱火で20分程煮込む。

6.とろけるチーズを加え蓋をし、チーズがとろけたら完成です。

包まなくても一緒に食べればロールキャベツの味わい。ごはんが進む一品です。


レシピを教えてくださったのは・・・

福島県在住の料理研究家 「いそくみさん」こと磯貝久美子さん。
野菜ソムリエプロ、食育指導士、三ツ星タマリエなど数多くの食に関する資格を持ち、kulasoコラム執筆/サンキュSTYLEライターとしても活躍中。

いそくみさんのInstagramはこちら
https://www.instagram.com/iso_kumi/

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